孝勝寺の「断食会」はどのように始まったのか? 

孝勝寺で断食会を始めたのは2015年からでした。

現在はスタッフとして断食会に関わっていただいている大滝さんが、お寺に忘れていった本がきっかけでした。

その本は、野口法蔵著「断食坐禅のススメ」でした。

この本がすべての始まり

最初は断食なんて無理。と決めつけていたのですが、何気なく本を読み始めると、法蔵さんの波乱万丈の人生が面白く、一気に読んでしまいました。そして、断食をやってみたいと思ったのです。

最初は、友人の断食経験者と医療従事者、数名で始めました。孝勝寺は法華宗のお寺なので坐禅指導はできません。代わりに、写経などをやりました。友人のヨガの先生(現在もスタッフとして関わっていただいている)十川さんもその時からのメンバーです。

朝のお勤めの後のヨガは定番となり、自身の身体を動かしながら、身体の声を聞く気持ちのいい時間をすごします。

3日目、明けの食事の時に出た、初めての宿便の衝撃は今でも忘れられません。

第1回目の断食会明けの食事。まだ手探り状態でした。

法蔵さんは著書で「半年に3回の断食をすると、腸内にあるすべての宿便を出すことができる」とのことでしたので、参加者からは、「来月もまたやりたい!」との声が上がっていました。

当初は年に2回くらい、春秋彼岸の時に開催できたらと考えていました。

一回目は3月に開催、二回目は4月、三回目は7月、四回目は9月、合計4回開催しました。

参加延べ数は28名でした。

これは楽しいプログラムだと感じ、正式にお寺の行事にしたいと、十川さんと大滝さんに協力をお願いしました。二人とも快諾いただき、2016年の計画を立てました。

年5回、1、3、5、7、9月の奇数月に開催。参加者もFacebookや口コミで広がり、一度断食を経験してみたかった。という人が参加してくれるようになりました。

十川さんのヨガも、参加者の状況を考えながら、皆が辛そうなら軽めに、元気な時は少しハードな動きを取り入れながら無理のないように指導します。

大滝さんのお手当講座も、こんにゃく湿布、生姜シップ、ペットボトル温熱療法など、いろいろなお手当講座を開催。陰陽の考えでその人の性質を判断し、うまく宿便が出せるように参加者を見守ってくれています。

生姜シップ、熱い生姜湯をタオルに浸し、首や目に当てます。じわーっと温かみが浸透します。

そんな中でも、宿便がズムーズに出る人と、そうでない人がいました。何が原因なのだろうと考え、スタッフでミーティングしたところ、休憩時、スマホでのSNS使用が問題ではないかとう仮説を立てました。

人は仕事などをしている時は左脳優位状態と言われています。一種の興奮状態です。

断食に入ると右脳優位状態になるそうで、その時に体内の老廃物を出そうとする身体の動きが促進されます。

しかし、スマホなどを操作すると、せっかく断食により右脳優位状態なのに、左脳優位状態へ変化してしまう。それが、宿便だしへの悪影響になっているのではと考えたのです。

そこで、断食中は携帯電話を机の上に置き、必要な時だけ電話を操作し、通常は使わないようにお願いしました。

それが良かったのか、その時の断食会参加者は皆さんスムーズに宿便を出すことができました。

2016年の参加延べ数は59名でした。2回以上のリピーターも14名。予期せぬ成果となりました。

本年は6回の開催を決定。1回目が1月に開催されました。今年も多くの皆さんに「心と身体の健康に貢献」できるとこを目標に続けたいと思います。

皆様のご参加お待ちしております。