平成29年1月27日(金)から第1回目の「断食会」が開催されました。
本年は6回計画しております。詳細はこちら 「平成29年度 断食会@孝勝寺」
今回の参加者は10名、スタッフ3名の計13名での開催でした。
1月27日(金)
18:00 開場 20:00 集合
まずは自己紹介、なぜ断食会に参加しようと思ったのかを、一人ひとり語ります。それぞれ色々な思いを抱えながらこの場に来ています。それをご縁のある参加者で一緒に乗り越えていきましょうとお伝えしました。
その後、断食中の注意点などをお伝えし、メディカルチェックと称して血圧を測ります。その時に、断食に対しての不安や現在の体調などをお聞きします。今回は断食会に初参加が9名でしたので特に注意して行いました。
22:00 就寝
1月28日(土)
6:00起床 各自準備をします。
6:30 朝のお勤め 初めて体験する参加者も多く、緊張しながらも一緒に法華経を読誦します。この時間が良かったとの感想も多いです。
7:30 ヨガの時間 十川先生が丁寧にヨガをレクチャーしてくれます。体が硬くても大丈夫!自分が心地よい感覚を大切に、身体と会話をしながら伸びを感じます。先生の言葉も気持ち良く自然とリラックスできます。
9:00 自由な時間。写経、仏画塗り絵を中心に、読書や散歩など、日常では忙しくてできないゆったりした時間を過ごします。体調が悪い人は横になることも許可しています。自分の身体と心をしっかりと見つめる大切な時間です。
12:00 昼のお勤め 皆でお経をお唱えします。
12:30 野菜ジュース 断食から1日半、はじめて味の濃い飲み物を口に入れます。人参をベースに季節の野菜や果物を圧搾機でしぼります。そのフレッシュな味は、断食で味覚が敏感になっていることもあり、感動の美味しさ。自然と笑顔がでます。
13:00 自由時間。
16:00 夕方のお勤め。 皆でお経をお唱えします
16:30 お手当の時間。 大滝先生がいろいろなお手当をします。今回は「コンニャク湿布」コンニャクをお湯であため、タオルで包み、身体を温めます。お手当なので参加者でペアを組み、身体をマッサージします。コンニャクの温かさとお手当の気持ちよさで身体が一気にゆるみます。

18:00 中間シェアタイム。断食開始から自身が感じた身体やこころの変化を皆でシェアします。自分が感じていることと、他の参加者が感じていることが同じだったり違ったりします。その中で自分のいろいろな面が浮き彫りになり、さらに自分を深める体験を得ます。
19:00 自由時間。近くの温泉に行ったり、自由に過ごします。
21:00 クリスタルボール。私の体調が良ければ、クリスタルボール演奏を聴いていただきます。クリスタルボールに音色はリラックスでき、そのまま就寝する方も多いです。
22:00 就寝
1月29日(日)
6:00 起床
6:30 朝のお勤め
7:30 ヨガの時間
9:00 明けの食事。明けの食事とは、断食の最後に食べる食事です。腸内の宿便を出すために、野口法蔵さんが考案した食事方法で、断食会のクライマックスです。
その方法は、
- 水をどんぶり一杯飲む
- 梅湯をどんぶり3杯飲む(梅干し8個分)
- 水で煮た大根を食べる(1回目の便通が来るまで)
- 野菜を食べ始める
- くだものやパンなど他のものを食べる
約2時間かけてたべます。その間、平均して6回〜8回ほどトイレにいきます。今までの最高は16回の方がいました。中には苦しくてたべられない方や出ない方もいます。横になったり歩いたり、自分の身体に聞きながらいろいろな方法を試します。
だいたい2時間経つと、便通は治りますので、参加者の様子を見ながら最後のシェアする時間をもちます。いろいろな感想が話されますが、皆さんはじめて宿便を見た時の驚きは共通です。そして、すっきりとした表情で帰られていきます。
最近は「腸活」という言葉があるくらい腸に注目が集まっています。いろいろなサプリや食事法があります。その中でも断食という、食べない事で自然と宿便を体から出そうとする方法はかなり効果的と個人的には思っています。
そして、断食をお寺でする事で、体だけでなく自身の生活を省みる心のデトックスにつながると確信しています。
是非とも「断食会」にご参加いただき「身体と心のデトックス」を体感してください。皆様のご参加お待ちしております。
