永代供養塔に対する思い①

本年7月に、待望の孝勝寺・永代供養塔が完成した。(芝生植えを来春して完成)

私が大学を卒業した20年前。北海道に戻ってきて自坊の副住職として勤め、夕張の共同墓地に行く機会が多かった。そこには無縁の荒れ果てたお墓も多く心が痛くなった。『お墓をどのように考えたらいいのか?』という疑問がふつふつと湧いて出てきた。特に、次男などが分家として世帯を持つと、本家のお墓には入らず、新たに建てる人が当時は多かった。

北海道は雪が降るので、お寺に納骨壇を設置する所が多く、自坊も昔から納骨壇を設置していた。その旧式のスチール製納骨壇から、アルミ製の納骨壇に切り替えてが徐々に始まっていた。近い将来には永代供養塔を建立する事を約束していた。

それから、20年、やっと約束を果たす事が出来た。

供養塔建立の為には当別町の認可が必要。(納骨堂も同様)その要件の1つに、地域町内会の会長の承諾と言う項目があります。会長に相談しに行くと、半径100mの町内会会員に対しての建立に対しての承諾書をもらう事になりました。対象件数は約80件。一件一件事情を説明し、協力をお願いしました。約1ヶ月の時間を費やし、7割の方から承諾書をいただきました。

無事に町内会長のハンコももらえ、建立までのステップを1つクリアーしました。

その後、当別町との事前協議、建設会社との打ち合わせ、デザインの検討、打ち合わせをした。

デザインに関しては、一つのアイデアがあった。モザイクタイルアートである。