本年最後の断食会は参加者6名。男性2人、女性4人。初参加4人、3回目1人、5回目1人というメンバーでした。
今回は人数が少な目でしたので、ゆったりした雰囲気の中の断食でした。11月に入ると寒くなり、本堂のペレットストーブが活躍しました。
初日は20時集合、時間までに全員揃い自己紹介。3年目にして初の夫婦でご参加に注目でした。まだ結婚して3ヶ月、新婚さんです。
断食中の諸注意やスケジュールなどをお知らせしてその日は就寝。
2日目は朝6時起床、6時半から朝のお勤めです。約30分ほど法華経を読誦し、御題目をお唱えしました。初体験の方も多く緊張気味です。
7時半からはヨガの時間、私は仕事があり、参加できなかったのですが、「気持ちかった」と後で感想を聞きました。
9時からは自由時間、写経や仏画塗り絵、今回から「マンダラ塗り絵」も導入。いい時間を過ごしていました。
12時には、人参ジュース。今回は農家の友人から、無農薬有機栽培の人参をたくさんいただいたのでそれをジュースに。濃くて甘い人参のジュースが出来ました。大変美味しかった。
12時半からは、昼のお勤めとして、唱題行をしました。唱題行とは、団扇太鼓を叩きながら、御題目「南無妙法蓮華経」を唱え続ける修行です。約20分と短めですが、御題目をお唱えし、その後5分ほど瞑想しました。
この唱題行が参加者に好評で、「唱えると気持ちがいい」「身体の芯から熱くなってきた」「最後の瞑想が良かった」など感想をもらいました。
午後には、明けの食事で食べるパンの買い出しを希望者と一緒に行きます。最近は、当別の「きみかげ」というパン屋さんのパンを使ってます。薪釜で焼く美味しいパンの香りがお腹を刺激します。
帰ってきてからは自由な時間、普段の疲れを癒すために、お布団で横になったら、普段なかなか読めない本をゆったり読んだり、写経の続きをしたり自由に過ごします。
16時から、夕方のお勤めで唱題行。昼よりも声が大きくなってました。
そのあとは、お手当です。今回も「こんにゃく湿布」鍋に水をこんにゃくが浸るくらい入れ、火にかけます。沸騰してから15分ほど煮立てて、それをタオルで包みます。腎臓と丹田を最初に20分ほど温めます。その後は腰のあたりを20分温めます。体がポカポカしてきて緩みます。とても気持ち良さそうでした。
その後は中間シェア会。断食開始から6食抜いた感想や身体と心の状態などを伝え合いました。
就寝まで、お風呂に行ったり、雑談しながら過ごしました。意外にみなさん早めに就寝されました。
最終日、今まで大きく体調を崩した方はいなかったのですが、2人が不調を訴えました。
1人は胃の痛み、1人は目眩、スタッフが体調を聞きながら対応しました。明けの食事が始まってからも不調は治らずにいたのですが、胃の痛みを訴えていた方は、はちみつを身体に入れることにより、元気になり、食事を完食されました。目眩の出た参加者も、自分と対話しながら宿便出しに成功しました。
最後に感想と最後のシェアをみんなで行い、記念撮影をして解散になりました。
本年の断食会プログラムは全て終了。参加していただいた皆様に感謝いたします。
来年は「断食リトリート@孝勝寺」と名前を変え、メゾットの見直しをして、より良い会に出来るようにバージョンアップいたします。どうぞお楽しみに!