断食リトリート ① 参加者の様子

平成30年2月2日から4日まで「断食リトリート@孝勝寺」が開催されました。本年から名前に「リトリート」を付けて内容を少し変更しました。

「断食会@孝勝寺」は、「断食リトリート」と装いをあらたに開始いたします。リトリートとは「仕事や家庭生活の日常から一旦切り離し、自分と向き合う時間や新しい体験をすることで、思考の転換を図り再スタートする」ことです。平成30年度は6回の断食会を企画しました。 本年のテーマは「身体と心を見つめ直す」です。日常から離れ、お寺の空間で自身の心を見つめ直すきっかけになればと思います。

今回の参加者は3名。今までで一番少ない人数でした。

参加者より参加動機は、

  • 健康に 不老不死を目指したい方
  • お仕事での疲れや日頃の煩忙からリラックスしたい方
  • 自身の内側にしっかりと向き合いたい方

などと色々な理由があります。自分と向き合う事によって成果を出していただきたいといつも思っています。

2日目の朝は6時に起床、6時半から朝のお勤め。ゆっくりと法華経を読誦します。なかなか体験できない貴重な時間です。

7時半からはヨガの時間。十川先生の指導のもとに身体を緩めて行きます。無理はせずに自分の心地いい状態を保つので、体がスッキリします。

 

その後は自由時間。今回は3人ともリピーターでしたので、慣れた様子で過ごしていました。

12時に野菜ジュースを飲み、午後もゆったりとした時間を過ごします。各々写経したり、読書したり、おしゃべりしたり、横になったり。日常ではなかなか取れない貴重な時間を過ごします。

16時から「唱題行」太鼓を叩いてお題目 南無妙法蓮華経と唱えます。約30分の修行でしたが、身体がポカポカして来たとの感想が多かったです。唱題行が身体にどのような影響があるかは、影山教俊上人は、「唱題行をすると、心拍数や血圧が降下するので、気持ちよい体験ができる。ストレス低減の効用が表れる。」と言われております。実際に身体への効果があるのです。

その後は、お手当の時間。今回は「お灸」参加の人数が少なかったので可能でした。身体のツボを探してお灸をします。熱い場所とそうでもない場所があり不思議な感じがしました。お寺は煙がもくもくしていても大丈夫なので、家ではなかなかできないお灸も体験することができました。

最終日

朝のお勤め、ヨガと前日と同じ日程を行い、使った部屋の掃除と明けの食事の準備です。

今年から、日本人に合う食事を行おうと、ヨーグルトをやめて、麹で作った「豆乳甘酒」に変更しました。

基本は一緒です。最初にお水を500ml飲み、その後、梅湯を1500ml。約ドンブリ4杯の水分を一気にとります。空っぽの腸に酸性の液体を流し込む事によって、腸壁に粘着している宿便を浮かび上がらせます。その後、水で煮た大根を一本の半分ほど食べると、1回目のトイレへ。その後は野菜や果物などを順番に食べます。

それぞれが各自のタイミングでトイレへ向かい、宿便出しも成功し、最後にそれぞれの感想をシェアし、写真を撮って終了しました。

今回、終了後に「寺カフェ」を開催。芦別から足マッサージの先生に来ていただき、希望者に施術してもらいました。断食参加者とご近所のお友達も参加し賑やかな会になりました。今後も継続したいと考えてますので、断食に参加しない方も遊びにきていただきたいです。