【前半】「法華とマインドフルネス〜体感ワークショップ〜」

2018年2月11日10時から「法華とマインドフルネス」という体験講座を、孝勝寺にて開催しました。

講師は岩手の曹洞宗藤源寺・佐藤良規さん(履歴は下部に記載してます。)

前半を法華の唱題行、後半を坐禅と分けて行いました。

話題の「マインドフルネス」を
マインドフルネス界とも交流が深く
源流のひとつでもある「禅」の僧侶を
講師にお招きして
体感するワークショップを開催します!

マインドフルネスとは?

”今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること”(日本マインドフルネス学会)

と定義されますが、もともとは仏教の実践修行の8ステップである
「八正道」のひとつ、「正念」が英訳されたものです。

今回は更に、会場である孝勝寺さまの宗派、法華宗の実践であり菩薩行そのものとも言われる「お題目」を唱える「唱題行」の実践、団扇太鼓を叩きながら体感していただく時間を持ちます。

マインドフルネスと唱題行の共通点や違いを体感し、宗派の違いからどのように心や身体へアプローチをしているか、読み解く実験的な試みをします!!

まずは前半の法華セクション。法華経とお題目の関係を簡単に解説し、団扇太鼓の叩き方をレクチャー。まずは10分間、お題目を唱えてみました。

参加者は上手に太鼓を叩き、お題目をお唱えしていました。

少し質疑応答を行い、残りの30分の唱題行を行いました。

初体験の方も多い中、「身体の芯が熱くなってきた」「太鼓の振動が心地いい」「あっという間に時間が過ぎた」などの感想が聞かれました。

【講師紹介】
佐藤 良規
1972年生まれ
曹洞宗藤源寺28世住職
20代に遠洋漁業や歌舞伎町のボーイなど約20職種を経験。また世界約30カ国を放浪。曹洞宗大本山永平寺、同宗宝慶寺にて修行。介護職、ホスピスなどを経験した後、急逝した父の跡を継ぎ現職。
東日本大震災時、岩手県釜石市にて津波に遭い九死に一生得る。以来、被災地で傾聴活動や、本当の仏教の学びを通じて、自分の本当の”生きる”を新たに求め始める。
「自分をアンロック(開放)する」をキーワードに、日常で愉しく探求を深める。
震災の経験をもとに、「生きること」と「禅」についての講演を国内はもとより、アメリカなどでも多数行う。

また、マインドフルネスの実践を学びつつ、源流である禅の視点を踏まえたワークショップ「禅マインドフルネスWS」を行っている。