一般社団法人 終活マイライフ主催 創立1周年記念セミナー
それぞれの「終活」最前線
第2部のパネラーとして登壇しました。
第1部は、基調講演「多死社会と逝きし人を思う価値観」
北海道新聞編集委員で終活関連の取材を続けている福田淳一氏の基調講演。最近の終活の状況の報告と、社会の人々がどのような方向へ終活を考えているのか興味深いお話でした。
特に注目すべきところは、
就活の取材を通じて考える
- 言葉の一人歩きの危険性
- 生前整理を考える〜家族だけを呼べばいいのか。葬儀からシャットアウトされた人はどうする?
- 墓じまい〜「子どもに迷惑をかけたくない」は本当に正しいのか?
- 就活の知識はだれに必要なのか?
ここの視点がものすごく共感できました。特に「言葉の一人歩きの危険性」については、日々思っていたことでした。
今回は、「終活」がテーマでしたが、終活が本当に必要な人と、就活を一種の義務や切迫感から行う人も少なからずいるとのことです。
終活をやらなければいけないのではなく、自然な形で家族と話し合う場を持ち、意思や考え方を伝え意見を交換することが大切と感じました。
第2部の「パネルディスカッション・北海道の終活の未来」
コーディネーターとして、終活マイライフ樫木泰子代表。パネリストは、私の他に、介護福祉士の谷口俊弘さん、苫小牧の田村石材の田村基道さん、3名でした。事前の打ち合わせから話が盛り上がり、意外な接点など楽しくお話しできました。
自己紹介各自10分
事前に主催者からの質問の回答に各自3分
残りの時間はクロストークと質疑でした。
私からは、家族葬をされる方が多いですが、葬儀終了後に家に香典を持って来られる方が多く大変だと言う事例もあり、自分が思う通りの終活を勝手に進めるのではなく、家族や親族とよく話し合う事の必要性を話した。
それと、「子供に迷惑をかけたくない」と話す方が多いが、本当は「子供にお金の迷惑をかけたくない」のではないのか?
葬儀に関わるお金は、いろいろと安く出来る方法もあるので、よく調べて欲しいです。福田さんが言うように、子供は親の葬儀を出す事が本当に迷惑だと感じてるのかを、聞いてみるべきと提案しました。
あらためて、コミュニケーションの大切さを実感した。そこからスタートなのに、今の終活はそこがすっぽりと抜けていると思う。
今まで知らなかった「墓石のみとり」や介護業界の情報なども聞けて、自分の中でも充実した1日でした。
翌日の北海道新聞札幌圏版に掲載されました。